修士から博士になると、国際学会に参加する機会も増えてくると思います。
- 国際学会に参加する際の持ち物は?
- 海外の学会では服装ってどうなの?
- 持っていくと便利なもの、快適グッズは?
このような情報を、ブログ記事にまとめました。
国際学会への参加にあたっては、英語の心配もさることながら、持ち物や服装などの準備でも失敗したくないですよね…。
国際学会に出席する博士学生が、出発前日までに準備しておきたいもの・あると便利なもの・渡航前の注意点などをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
国際学会の持ち物:必ず持っていくべきもの
国際学会へ参加する際、必須となる持ち物のリストです。
- パスポート(コピーをとっておく)
- ビザ(ESTAなど)
- 航空券(e-チケットなど)、ホテル予約の控え
- クレジットカード、現金
- 着替え
- コンセント変換プラグ
- スマホ、PC(充電ケーブルも)
- 常用薬
- 国際学会、事前登録の申込控え
- 研究発表資料(原稿、ポスター、パワポデータなど)
- 名刺
↑最後の3つは国際学会へ参加するために特有のものとなりますが、その他は海外へ渡航する際には基本となる持ち物でもありますね。
中でも、「学会への参加登録の控え」がある場合には、必ず持っていきましょう。
意外と参加者の管理が徹底されておらず、事前に「registration」したはずなのに窓口で確認できないこともあります…。支払い完了メールなどをプリントしていくと安心です。
また、国際学会では貴重な出会い・交流が生まれる可能性もあります。名刺は英字で書かれたものを多めに持参するのがおすすめです。
※国際学会発表時に使うものは、手荷物に!
渡航前に注意しておきたいのは、特に「学会発表で使うもの」の取り扱いです。
パソコンやプレゼン資料データ、原稿などは、必ず「手荷物」として持っておくようにしましょう。
「飛行機内では使わないし、預け入れのスーツケースに入れておけばいいか」と考える人もいるかもしれませんが、海外渡航では何が起こるか分かりません。
まず考えられるのは、パソコンなど精密機器の故障です。急いでいる空港職員が激しく取り扱うこともあるため、いくら緩衝材のようなものを入れていても、故障リスクがあります。
また、ロストバゲージも少なくありません。自分のスーツケースが無くなってしまったり、もしくは次の便で到着するなど、想定外のハプニングがあります…。
そのため、国際学会で必ず必要になるであろう「発表関連の荷物」は、手荷物に入れて機内持ち込みしましょう。
※ちなみに、空港・保安検査場の手荷物検査では、パソコンはカバンから取り出す必要があります。すぐに取り出せるようにしておくとスムーズです。
国際学会へ持っていくと便利なもの
続いて、必須ではないけれど持っていくと便利な持ち物を紹介します。
- レンタルWiFi(もしくは海外用SIMカード)
- モバイルバッテリー(預け入れ不可、手荷物に)
- 歯ブラシ、歯磨き粉(海外のホテルには無いことも多い)
- ティッシュ、ウェットティッシュ
- 現地地図(地球の歩き方など)
- 耳栓
- アイマスク、ネックピロー
- 折り畳み傘
- サブバッグ(移動用)
- 筆記用具とノート
- 長期滞在の場合は、洗濯用洗剤やハンガー
↑これらも用意しておけば、さらに快適に過ごせるでしょう。
日本のホテルではアメニティ完備が当たり前ですが、海外のホテルでは、むしろ用意されていない方が一般的なので気を付けましょう。
また、慣れない環境で体調を崩す可能性もあるため、なるべく自分の使い慣れたものを持って行った方が安心です。
常備薬やサプリメントなど、普段から飲んでいる人は持参するといいかもしれません。
海外の学会での服装は?
海外の学会では、どのような服装をするのが一般的でしょうか。
それによって、渡航用持ち物にスーツやネクタイ、革靴、女性の場合はフォーマルなパンツやワンピースも加える必要が出てきます。
もちろん、学会によってさまざまな違いはあるものの、一般的には「国内学会よりも国際学会の方が、よりラフなファッションで参加する人が多い」印象があります。
発表者だからスーツ&ネクタイ&革靴で参加したにもかかわらず、周りの人は全員カジュアルな服装&スニーカーだった…というケースもあり得ます。
事前に先輩や教員に聞いておくのが一番良いです。
※主に国内の学会についてですが、参加時の服装が気になる人は「【学会の服装】学生はどうする?発表者はスーツ、参加者は私服でOK?」の記事も参考になります。
国際学会に行く前に確認しておくべき注意点
持ち物や服装以外にも、国際学会への参加前にチェックしておくべきことがあります。
- クレジットカードの利用上限額
- 滞在先周辺の治安
- 朝晩の気温
まずクレジットカードですが、海外での利用がいくらまで可能になっているか、把握していますか?
人によっては、国内利用のみに制限されていたり、利用上限額が設定されていたりします。
海外で支払うときにカード決済ができないと、非常に焦ります…。出発前に、忘れずに確かめておきましょう!
また、滞在先の治安についても情報を仕入れておきましょう。市街地でもスリなどの盗難が多い地域はあります。
日本と同じような感覚で過ごすと被害にあう可能性もあるため、場合によっては肌着の下に装着できるポーチや、カバンのチャックを1つにまとめる南京錠、スマホ盗難防止の首掛けストラップなどがあると安心です。
最後のポイントとして、日本とは気候、気温が違うことも忘れてはいけません。
ガイドブックや現地の天気情報などを確認しながら着替えを選びましょう。もう少し細かい点としては、エアコンが効きすぎるケースも多いです。軽く羽織れるものがあると重宝するかもしれません。
※その他、海外旅行に関する基本的な注意点は、旅行サイトの情報も参考にしてみましょう。
【まとめ】国際学会へ行くときの持ち物・服装は事前にしっかりチェック!
今回のブログ記事では、修士・博士学生が国際学会へ参加する時の注意点をまとめました。
国際学会は、色々な面で、国内学会とは異なる点があります。
環境変化や緊張などによって、予想以上にストレスもかかります…。
また、予期せぬハプニングで「発表に使うものが用意できなかった…」というような不備がないように忘れ物に気を付け、さらに「スーツケースに入れず、手荷物として持っておく」ことを覚えておいてください。
以上のように、事前に海外渡航の情報収集をしつつ、適切に持ち物や服装の準備を行うことで、不安要素を失くしておきましょう!
また、せっかくの国際学会ですから、最新の研究成果に触れることはもちろんのこと、一人でも多くの研究者と実りある交流を図り、大いに楽しみましょう!
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